破産の実態 其の四 法人
法人が破産するケースについてもみていきましょう。法人の破産は個人のそれとは大分に違ってきます。例えば会社なら従業員がいるワケで、お給料をどうするかとか(これについては後で改めて紹介します。)…色々な問題が生じてくるワケです。
法人が破産に至る原因は、何と言っても資金繰りです。知りあいや親戚にも中小企業の経営者がいますが、毎月四苦八苦しています。「ザ・不景気」がとっても生々しく伝わってきます。頭を下げて家族や親類から資金を調達することも日常茶飯事です。世の中、そんな企業がたくさんあるのでしょうね。で、もう「不渡り」しかないとなった法人は破産か再建かの選択を迫られることになるワケですが、民事厚生・任意整理といった方面は今回は扱い切れませんので、省略いたします、スミマセン(>_<)。
なお、法人が破産の道を歩む原因は、個人と同じく「支払い不能」の状態にあるだけでなく、「債務超過」の状態にもあるということになります。すなわち、債務評価額が資産のそれを超している状態です。この二点を以て、裁判所は申し立てた法人に破産宣告=破産手続開始決定を申し渡すワケです。続いて裁判所は、その法人の破産管財人を選任し、資産の管理・処分が行われるということになります。続いて、法人が破産する場合、具体的な例では会社で生じる特有の問題について紹介いたしましょう。