破産の実態 其の五 会社のお給料は?
会社が破産してしまうと、個人とは違って色々と特有の問題が起こります。ここでは、会社の破産で「従業員のお給料はどうなるの?」というところに的を絞ってお話を進めたいと思います。
破産した会社が従業員に対して負うことになる債務には、未払いの賃金だけでなく、退職金・解雇予告手当などといったモノも含まれてきます。色々な類の債権が、破産会社には生じますが、税金とこの従業員への支払いはプライオリティが設定されているとのことです。
といっても、会社の倒産で、従業員への支払いが全額できなかったり、滞納してしまったりというのはよくあることです。…そういったケースの救済措置を紹介しておきましょう。「未払賃金立替払制度」がソレです。これは「独立行政法人労働者健康福祉機構」が手掛ける制度。当団体のホームページでも詳しく紹介されており、もちろん破産会社にだけ適用されるモノではございません。ただしここで重要なのは、制度の対象となる未払い賃金総額について年齢別の「限度額」と、立替え払いについての「上限額」が設定されているということです。なので、会社が倒産を選択する場合には、未払い賃金について支払える分だけ支払うことが求められます。
ところで、最近では、とある会社の破産によって、あぶれた外国人講師のために英語による相談窓口ができたそうです、余談まで。